「死ぬまで元気」を目指す

大股、速足、腕振りがただの「歩き」を「運動」に変える

(C)日刊ゲンダイ

「なるべく大きめの歩幅で歩きましょう。歩幅が狭いと、使う筋肉量が減ってしまいます。使う筋肉量が多ければ多いほど、消費する酸素量が多くなる。そうすると取り込む酸素量も増えるため、心肺機能も上がります。心肺機能がアップすると身体活動量が増え、生活習慣病の予防にも効果が期待できますよ」

 大股の速足で歩くことで脳の血管が拡張して血の巡りが良くなり、ひいてはそれが認知症予防になるという話もある。

 ウオーキング時の正しいフォームと、番外編ともいえる歩き方を教えてもらった。

「腕はしっかりと振ってください。腕を振ると、下半身が自動的にねじれるので、足が前に出やすくなりますよ。また、たまには後ろ向きに歩いてみるのもいいですね。人間が前に進むためには、体を押す役割をする腿の後ろの筋肉の動きも大切になってくる。後ろ向き歩きをすることで、腿後ろの筋肉を効果的に鍛えることができます」

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