過去30年間適正体重(BMI18・5以上25未満)の人に対して、肥満(BMI25以上)や痩せ(BMI18・5未満)の人は、高コレステロール(総コレステロール220㎎/デシリットル以上)に何倍なりやすいかを調べたところ、男性で肥満の人は1980年では2・4倍高かったのですが、1990年には2・0倍、2000年には1・4倍、2010年には0・9倍と、オッズ比が低下しました。
また女性の肥満の人も、1980年は1・4倍、1990年は1・3倍、2000年と2010年はどちらも1・1倍と、やはりオッズ比が低下傾向でした。
一方、女性の痩せの場合、高コレステロールのなりやすさが1980年では0・4倍、1990年では0・7倍、2000年では0・6倍、2010年では1・0倍と上昇。痩せていても高コレステロールになりやすい傾向が示されたのです。
進化する糖尿病治療法