被験者は、カフェインを普段から摂取する傾向があり、毎晩の平均睡眠時間が6・5時間程度という女子大生18人。一般的なオフィスでの勤務を想定し、立ち上がって運動をする頻度がほとんどないデスク作業という環境下で実験は行われました。
一日中パソコンの前に長時間座ってもらい、言語能力や認知能力を必要とする作業をしてもらう中で、日の間隔を空けて被験者に次の3パターンの行動をしてもらいました。
【パターン1】カフェインを摂取する
【パターン2】プラセボ(偽薬)を摂取する
【パターン3】階段の昇降運動をする(30階分を10分かけて上り下りする)
その後、作業記憶やモチベーション、集中力などを調べたところ、階段の上り下りをした【パターン3】は、「モチベーションが上がり、元気になった」と感じることが分かったというのです。
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