一方、カフェインやプラセボを飲んだ【パターン1】と【パターン2】のケースは、モチベーションに大きな変化は認められなかったといいます。コーヒー1杯にはおおよそ50ミリグラムのカフェインが含まれますが、そのカフェインの効果よりも運動のほうが効果的で、コーヒーによるカフェイン摂取の効果は、なんとプラセボを摂取した場合と大差がないということも分かったそうです。
作業記憶や集中力に関しては3パターンともに差はなく、モチベーションの点にのみ差異があったというのが注目すべきポイントでしょう。何げない階段を上り下りするような簡単な運動でも、モチベーションを向上させることができるというのは灯台下暗し。しかも、運動不足の解消にもつながりますから一石二鳥ですね。もちろん、階段を延々と上らずとも、踏み台昇降のように上り下りを繰り返す運動でも効果はありますから、自宅やオフィスでも簡単に行えるモチベーション向上術といえるでしょう。やる気が起きないときや気分が沈んでいるときは、あえて階段を利用することをお忘れなく!
科学が証明!ストレス解消法