ビートルズの食生活から学ぶ健康

玄米を炊くときジョンの水の測り方は「日本流」だった!

左から、ジョンの愛息ショーン、ヨーコ、ポール。1994年撮影(C)Time Life Pictures/DMI/The LIFE Picture Collection/ゲッティ/共同通信イメージズ

 ショーンが生まれた後、ハンブルク時代からの友人であるクラウス・フォアマン(グラフィックデザイナー、ミュージシャン)とジョンの間で交わされた興味深いやりとりがあります。ヨーコが編者となっている「メモリーズ・オブ・ジョン」(イースト・プレス刊)に、ジョンの当時の心境とともにつづられています。そこでは「ああ、クラウス、僕はとても幸せだ! 鳥のように自由だ(Free as a bird)」と主夫として子育てをする日々の幸福を伝えています。そして、クラウスの目の前で玄米の炊き方を教えるのです。

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松生恒夫

松生恒夫

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

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