■副作用はあるが、多くの女性はピルを継続できる
低用量ピルには、「吐き気」以外にも「胸の張り」、「頭痛」、「下腹痛」、「むくみ」などの副作用があります。どれも飲み始めに一番強く、体が慣れると徐々に軽くなる傾向があります。
私も飲み始めには「胸の張り」・「むくみ」を強く感じましたが、半年がたつとまったく気にならなくなりました。これらの副作用は軽度であれば、続けるうちに良くなることが多いのです。
現在、婦人科の治療にはさらにホルモン量の低い超低用量ピルも使われていて、副作用はさらに出にくくなっています。実際にピルを処方する産婦人科医としてみていると、現在ではこれらの副作用が原因でピルを続けられない人の方が少ないと感じています。
■副作用による死亡率は転落事故や中毒による死亡と同程度のリスク
巣ごもりGWだからこそ知る「ピルの効能」