巣ごもりGWだからこそ知る「ピルの効能」

ピルの副作用って実際のところどんなものがあるの?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ただし頻度が低いとはいっても血栓症は婦人科医が最も警戒する副作用です。そこで喫煙、肥満、高年齢など血栓症のリスクが高い場合はピルを飲めないケースもあります。またピルを処方する時には血栓症を起こしにくくするための予防方法や起きた時に早期発見するための指導も大切です。

 ピルを始める時にはかかりつけの婦人科を持ちましょう。何か心配なことがあれば相談にのってもらうことができる環境は大切です。

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佐野靖子

佐野靖子

ミラザ新宿つるかめクリニック婦人科医師。順天堂大医学部卒。同大産婦人科入局後、非常勤助教を経て現職。医学博士、日本産婦人科学会専門医、日本女性医学学会専門医。専門は更年期障害、女性のヘルスケア。

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