加齢で衰えるが…「噛む力」を維持すれば心臓病を予防できる

写真はイメージ(C)PIXTA

 噛む力が低下して噛む機会が減っていくと、血流が悪くなって循環器疾患の発症に影響すると考えられる。だからこそ、噛む力をしっかりキープすることが肝心だ。

「噛む力は、口腔内の環境と大きく関係しています。たとえば歯周病などで歯を失ってしまうと、歯の本数が減って噛む力が低下してしまうのです。歯周病を予防して歯の健康を保つことはもちろん、歯が抜けてしまったときはインプラントや入れ歯を適切に使えば、噛む力を低下させずに維持することができます」

 心臓突然死を防ぐためにも、日頃から「しっかり噛めているかどうか」を意識し、歯にトラブルがある人はきちんと治療しておきたい。

4 / 4 ページ

関連記事