ところが本格的に在宅医療が始まると、リビングに3世代と犬が仲良く集まり、おしゃべりをしたり、テレビを見たり、食事をしたり。そんなだんらんを2カ月ほど過ごし、最後は笑顔で旅立っていきました。そして、そんな患者さんとご家族の傍らにはやはり、愛犬が最後まで別れを惜しむかのようにたたずんでいたのが印象的でした。
患者さんとペット、そしてご家族とペットとの関係を見ていると、在宅医療を進める中でペットが果たす役割が決して小さくないことを痛感させられます。ペットは患者さんにとってだけでなく、ご家族にとっても、心の支えとなる大事なパートナーなのです。
最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと