白内障治療の最前線 眼鏡がほぼ不要になる「眼内レンズ」が登場

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■ほかに目の病気がある場合は不可

 緑内障などほかの目の病気があり、多焦点レンズの性能を十分に生かしきれない場合は、不可になる。

 単焦点レンズは、ほかの目の病気があっても入れられる。

「どの眼内レンズを選ぶかは、どういう見え方をしたいかによる。眼鏡をかけることに抵抗がなければ単焦点レンズでいいでしょうし、極力眼鏡をかけたくなければ3焦点型が最適でしょう」

 眼内レンズの耐久性は保証されており、若年で入れても問題ない。なお白内障がなく、眼鏡を使いたくないからと眼内レンズの手術を受ける場合は、選定療養の対象にならないので、前出の値段より高額だ。

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