進化する糖尿病治療法

小太り中年がコロナを機にスポーツジム通いが習慣化した理由

写真はイメージ

 そこで、考えたのがスポーツジム。きっかけは、同じく在宅勤務メインの友人の「最近は、ジム仲間としかリアルで話していない」という言葉でした。

■会食多く飲み屋に通っていた日々から一変

「ジムで感染するかも、って心配じゃないのか?」と聞くと、友人は「自分が行っているところは、トレーナーやスタッフが使った用具やロッカールームを頻繁にアルコール消毒しているし、会員も神経質にアルコール消毒をしている。マスク着用が義務付けられているし、時間帯によっては、利用者も少なく、しかも顔ぶれはほぼ同じメンバー」といいます。

 Y太さんもネットなどで調べてみると、この1年、スポーツジムでのクラスター発生のニュースが見つからず、それなら自分も始めてみようとすぐに入会しました。挫折しないようにと、選んだジムはグループレッスンが多数あるところです。

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坂本昌也

坂本昌也

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

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