コロナ禍は一段落したが…「隠れ疲労」を見逃してはいけない

ひとまず解放されたが…(C)日刊ゲンダイ

「しかし、やっと慣れてきた自粛生活から、急に元の生活パターンに戻されると、適応するために自律神経には大きな負担がかかります。通勤再開でそれだけ朝早く起床しなければならない人も多いでしょうし、職場で人と接しながらの仕事は自宅とは違ったストレスがかかります。仕事後に会食が続けばそれだけ疲れがたまりますし、睡眠不足になるケースも増えるでしょう。しかし、そうした疲労感は、通常に戻った仕事への意欲や、得られる達成感によって隠れやすくなってしまう。久しぶりに人と飲食する解放感や楽しさも、疲れを感じにくくさせます。気づいたら疲労が蓄積していて不調が続くといった状態を引き起こす危険があるのです」

■「飽きる」と「面倒くさい」に注意

 隠れ疲労による深刻な事態を招かないようにするために重要なのが、疲労を自覚することだ。サインは2つある。

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