新型コロナ第6波前だからこそ口腔ケアはしっかりやりたい 中高年はとくに必要

写真はイメージ

「中には、私は歯磨きをしているから大丈夫という人がいますが、間違いです。歯は日々、微妙に移動しているので、中高年は定期的に歯科医院で歯の手入れをしなければ歯並びが悪くなります。例えば、加齢で歯と歯の隙間が広くなった、出っ歯になったと気づく人は歯磨きが足りないからではありません。歯周病が進み、奥歯がぐらぐらしたり抜けたり、治療途中で放置した歯があると自然と前歯で噛むようになり、その結果、出っ歯になったり、歯と歯の隙間ができたりします。また、虫歯の治療などでかぶせものをしていると周りの天然歯のようにすり減らないためにかみ合わせが悪くなる。ほかにもストレスによる食いしばりが増えることも歯並びが悪くなる原因になります」

 つまり、今まで通り歯磨きをしていても加齢とともに歯並びは変化していくため、磨けない場所が増え、虫歯や歯周病のリスクが高くなる。定期的に歯科医院で歯の手入れをしなければ歯は守れないのだ。

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