この研究では、新型コロナウイルスワクチンの有効性や安全性について、プラセボワクチン(生理食塩水など)と比較した12件の臨床試験データが解析対象となりました。
臨床試験に参加した被験者のうち、2万2802人が新型コロナウイルスワクチンを、2万2578人がプラセボワクチンを接種していました。
解析の結果、プラセボワクチンを接種したにもかかわらず、何らかの副反応を報告した人は、初回の接種で35.2%、2回目の接種で31.8%でした。この頻度をもとに新型コロナウイルスワクチンによるノセボ効果の影響を検討したところ、新型コロナウイルスワクチンによる全ての副反応のうち、初回の接種で76%、2回目の接種で52%がノセボ効果に相当すると見積もられました。
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