役に立つオモシロ医学論文

ダイエット成功の秘訣は睡眠時間にあり エネルギー摂取量が変化

写真はイメージ

 解析の結果、対照グループと比較して、睡眠延長介入グループで1晩当たりの睡眠時間が1.2時間増加し、1日のエネルギー摂取量は270キロカロリー減少していました。

 体重の減少や肥満の改善効果を検証した研究ではありませんが、論文著者らは「健康的な睡眠時間を維持することは、肥満の予防や減量プログラムの一部になり得る」と結論しています。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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