オーダーメードで作ってもらった上で、理髪店や美容院などで顔の形に合わせて微調整を加えるとよりなじみやすい。装着のときは、生え際、襟足、もみあげの3カ所のなじみ具合がポイントといわれます。
実は、頭髪以上につらいのが眉の脱毛です。これについては、女性の化粧と同じように、眉毛を描くことで克服できます。最初は、抵抗があるでしょう。妻や娘、彼女などに相談して、描き方を教えてもらい、眉毛を描くための化粧品をそろえることです。
描くためには、自分の眉毛の状態を知ること。治療の前にスマホなどで顔の写真を撮っておくと参考になります。
化粧のほかにお助けアイテムがメガネです。フレームが眉毛にかかるように、太めを選ぶのがコツ。それまでコンタクトだった方も、脱毛でだてメガネを使用することがあります。イメチェンするつもりで楽しみながら前向きにやるとよいでしょう。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵