高齢者の正しいクスリとの付き合い方

副作用は早期発見が大切 異変を感じたらすぐに相談すべし

異変を感じたらすぐに相談(C)PIXTA

 繰り返しになりますが、クスリという異物を使って体の調子を整えている以上、どんな副作用がどんなタイミングで出てくるかはわかりません。それでも、できるだけ早いタイミングで発見できれば、副作用はそれほど怖いものではありません。相談することに躊躇(ちゅうちょ)される気持ちもわかりますが、相談して副作用ではないとわかったら、それはそれで安心できていいじゃないですか。気になることがあったら、遠慮なくご相談ください。

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東敬一朗

東敬一朗

1976年、愛知県生まれの三重県育ち。摂南大学卒。金沢大学大学院修了。薬学博士。日本リハビリテーション栄養学会理事。日本臨床栄養代謝学会代議員。栄養サポートチーム専門療法士、老年薬学指導薬剤師など、栄養や高齢者の薬物療法に関する専門資格を取得。

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