当院の場合、人工透析症例の手術では、前もって腎臓内科の専門医が術中に薬を使う管理の方法について指示を出し、それを受けた麻酔科医や臨床技師が、できる限りその通りに腎臓を管理します。その結果、執刀する外科医は手術だけに集中することができるのです。
手術前から腎機能の低下を指摘されている人が、専門の腎臓内科が設置されていないような地方の病院で大きな手術を受ける場合は、担当医に「自分は腎臓も悪いので、入院中は腎臓内科の先生にも診てもらえますか?」といった質問をしてみるといいでしょう。しっかり対応してもらえるようなら、腎臓の管理をおろそかにしていない施設だと判断できます。
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