ホントは怖い「リモート肥満」 新たなストレスを解消できず…

写真はイメージ

 新型コロナウイルス第7波で注意したいのは、肥満だ。リモート生活で生活リズムが崩れ、そのストレスを食欲で解消させようとするからだ。その結果、高血圧、高脂血症、高血糖となり、知らぬ間に体がむしばまれていく。しかも冷房が筋肉を硬直化させ、血管や神経の痛みを発生させて頭痛を招く。夏場のリモート肥満の恐ろしさと対処法を「あきはばら駅クリニック」の大和田潔院長に聞いた。

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「新型コロナ禍のリモート生活で目立つのは肥満による体調不良です。外出しないことによる運動不足、いつでも食べられることによる食べ過ぎ、家飲みでの酒量の増加などが原因です。結果メタボが増えているのです」

 リモート生活での肥満が怖いのは仕事に関する新たなストレスが自宅内で生まれ、それを解消する場がないことだ。

「最初は通勤がなく、上司や同僚の目がないことに喜んでいた人も、一人で仕事をしていると『オレはこんなペースで仕事をしていて大丈夫なのか』と不安になり、むしろ労働時間が長くなる『リモート残業』が増えているのです」

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