科学が証明!ストレス解消法

客観視が伸びしろになる 能力が低い人ほど自分を過大評価

自分を過大評価するのはNG(C)imtmphoto/iStock

 自分のマイナス面を受け入れることは◎。むしろ、自分の思考や行動を客観的に把握し、認識するメタ認知ができない人ほど、うぬぼれてしまい、上から目線だったり、自身を過大評価して、成長の機会を失わせているのです。

 実際、「あなたは平均よりも運転がうまい方ですか?」というアンケートに対して、実に70%が「私は平均以上です」と回答していることからも、そもそも「自分は大丈夫」「他人は自分より下」と決めつけて考えている人が多いと考えられます。

 何事もそうですが、「自分はまだまだの身だ」と考えている人の方が伸びしろがある。

 たとえば、輝いている人を見ると、「〇〇さんみたいに気さくに話せない」「△△さんみたいにアクティブじゃない」と自信を失いそうになりますが、考え方を変えてみてください。「私は自己評価ができている」という認識。その客観視が、あなたの伸びしろになりますよ。

3 / 5 ページ

堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

関連記事