職場にある空間的、物理的な境界を取り払い、オープンオフィスをつくって交流が増えるのかを調べたところ、なんと!対面でやりとりをする時間が7割も減り、送るメールの量が2割から5割増え、さらにその文面の長さは2倍になるとの結果でした。つまり、生産性が低下したというわけです。
オープンオフィスと聞くと、オープンな交流を促進するようなイメージを持ちますが、実態はそうとは限らない。実験では、オープンオフィスが“透明”な空間となり、被験者である社員がプライバシーを守るために周囲を気にしすぎる傾向にあったといいます。
消極的になり、他者へのコンタクトをバーチャルな交流であるメールの文面に切り替えた結果、メールの量も内容も無駄に増えてしまった。これは、大変興味深いですよね。職場においても、個人を尊重する環境は大切。「風通しが良い=オープンなオフィス」ではないと、覚えておいてください。
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