同じく残っている歯が1~9本の人も、短時間睡眠のリスクが1.3倍、長時間睡眠のリスクが1.5倍高いと報告している。 歯を喪失する原因でいちばん多いのは歯周病だ。この研究では、「睡眠時間が短いから残っている歯の本数が少ない」とはいえないが、睡眠と歯周病=歯の喪失は関係していると考えられる。 冒頭で触れたように、睡眠不足も歯周病も、がん、心臓病、糖尿病、認知症といった全身疾患のリスクをアップさせる。健康長寿のためには、質の良い睡眠と口腔ケアは欠かせない。
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