骨盤が傾く理由で多いのが、お尻の筋力の低下。本来、お尻は大きな力を発揮し、姿勢の保持や動作の起点となる働きをします。お尻の筋力が低下すると正しい姿勢や動作ができなくなるのです。
また、太ももの柔軟性が落ちても、股関節の可動域に影響を与え、骨盤の傾きが乱れます。
つまりは、お尻や下半身の筋肉を鍛え、柔軟性を上げることは骨盤の傾きを正すことになります。
ですから、中高年の肩の痛みの中でも、加齢や生活習慣からの「体の衰え、バランスの乱れから生じた機能的な肩の障害」を治すには、肩から離れた骨盤から体幹、脊柱、胸郭、肩甲骨に注目し、積極的に動かしていくことが大事です。
まずは普段からお尻を締めて、お腹を少しへこませて胸を開く意識を持つ。これだけでも、五十肩を治療する第一歩を踏み出すことになるのです。
五十肩を徹底解剖する