科学が証明!ストレス解消法

日常生活の思考における約12%が「自分自身に関する比較」

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 比較をすると、何かしらの差異が生じてしまいます。Aという商品とBという商品を比べると、お互いの商品に良いところ(優れているところ)と悪いところ(劣るところ)が見つかります。「私」と「誰か」に関しても同じでしょう。人間は、ネガティビティーバイアスによって、悪い点を気にしてしまいますが、勝っている点もある。ですから、比較したときに、ネガティブな情報だけを受け取らないことも大事なのです。

 人間は、ある意味では比較なしでは生きていけない生き物なのかもしれません。だからこそ、比較によって生じた差異とどのように向き合うかが大切です。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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