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孤独の伝染病「ロンリネス・エピデミック」 一人暮らしはうつ病リスクが4割上昇

(写真はイメージ)

 その結果、懸念されるのがロンリネス・エピデミック、孤独の病です。

 一人暮らしだと、うつ病のリスクが4割上昇するという数字もあり、メンタルへの影響は無視できません。

 また社会への影響も小さくありません。心理学者によれば、社会から拒絶されていると感じている人は、恐れや怒りを感じやすくなるといいます。小さな事にも過剰に反応しやすくなり、極端な思想や暴力に走る原因にもなるという学説もあります。コロナと時期を同じくして、陰謀説やそれに伴う暴力が頻発したのも、これで説明がつきます。

 ロンリネス・エピデミック対策としては、一人暮らしの人が共同生活したり、気軽に集まれる施設などが模索されていますが、こうした取り組みは今後さらに急務となりそうです。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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