老親・家族 在宅での看取り方

病状が厳しいからこそ、自宅に戻って家族と一緒に過ごしたい

写真はイメージ

「病院も自宅も変わらないですよね?」(夫)

「そうですね、救急車とはいえ、病院へ移動することが負担になりますので。極力苦しくないようにご協力させていただきます」(私)

「よろしくお願いします」(夫)

 あらゆる患者さんの事情に対応する。この在宅医療の役割の大切さを、改めて噛みしめた年の瀬となったのでした。

4 / 4 ページ

下山祐人

下山祐人

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

関連記事