3万人近い60歳以上の一般住民を10年以上にわたり調査したところ、認知症予防に有効とされる、健康的な食事、運動習慣、節酒、禁煙、脳を使う活動などの良い生活習慣を継続していると、不健康な生活をしている場合と比較して、物忘れの進行も予防されていることが確認されたのです。
物忘れを進めないためにも、地道に良い生活習慣を続けることが重要であるようです。
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。