せん妄とは、どういう症状か? 精神疾患の国際的な診断基準「DSM-5」では、「意識と注意の障害」「認知の全体的な障害」「精神運動障害」「睡眠-覚醒周期の障害」「感情障害」が程度に関係なく起こるとされています。
具体的には、次のような症状が典型的です。
・ぼんやりしている、朦朧としている
・見えるはずのないものを見えると言ったり、いるはずのない人の存在を訴えたり、つじつまが合わないことを口にする
・注意力が散漫になる
・夜眠らずに興奮する
・睡眠と覚醒のリズムに障害が起こり、昼夜逆転になる
・突然怒り出す、泣き出す、夜に興奮状態になるなど、感情が不安定になる
第一人者が教える 認知症のすべて