ただ、そうした人は血圧がそれほど高くないうえ、動脈硬化の体質もない場合が多いので、脈拍が速くてもとくに気にしなくてもいいでしょう。もともと心臓に対する負荷が少ない状態で成長してきたわけですから、ある意味で心臓疾患にかかりにくいタイプだと考えることもできます。
いずれにせよ、普段から自分の脈拍=心拍数をきちんと把握しておくことは大切です。加齢や体力の低下が通常以上なのか、何らかの心臓疾患が潜んでいるかなどを早めに知る手がかりとなるからです。
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上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」