最前線の現場を知らない勉強不足の医師の中には、心筋保護液は30分に1回の間隔で投与しなければならないと主張しているケースも目にしますが、心臓手術の神髄を知らない単なる自己主張です。心筋保護液とその投与法は常に進歩し続けています。心筋保護の研究だけに医師としての人生を捧げた人もいるほど奥が深いですから、今後もさらに優れた方法が考案され進化していくでしょう。
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上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」