突然の頭痛や首痛は…くも膜下出血を招く「椎骨動脈解離」かもしれない

働き盛りの男性が多い

 椎骨動脈解離を発症後、定期的な画像検査で動脈瘤が大きくなっていないか、出血していないかを確認し、発症から2週間たっても変化がなければ、今後出血する可能性は低いという。くも膜下出血の主な原因となる嚢状動脈瘤は、見つかった時点で5ミリ以上の大きさがあれば手術が必要な一方で、解離性脳動脈瘤は血圧を下げて経過観察をしているうちに、動脈瘤の膨らみが小さくなり自然に修復する症例もあるという。

「脳動脈瘤があっても痛みの症状が現れない人もいます。脳動脈瘤は自分で画像検査を受けに行かない限り、発見できません。40歳を過ぎたら一度、脳ドックを受けてみるといいでしょう」

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