気を付けて見てみると、ティッシュペーパーや洗濯用洗剤など、十分過ぎるほどある日用品を、買い物へ行くたびにお義母さんが買ってきている様子。「いっぱいあるから、しばらく買わなくても大丈夫じゃない?」と言うと、「あら、そう」という反応なのですが、また買ってくる。「前はこんなんじゃなかったんだけどな。大丈夫かな」と思っていたそうです。
もしかして認知症なんじゃないかと不安になってきたのは、この数カ月。
同じものを何度も買ってくるのに加え、「テレビのリモコンがない」と捜していたら食器棚に入っていたり、一緒に出かける約束を忘れていたり。
「決定的だったのは、料理の味付けが変わったこと。料理好きで、お義母さんが作るものはなんでも絶品だったのに、何か味付けが変なんです」
第一人者が教える 認知症のすべて