「熱中症」 絶対押さえたい対策法 梅雨の合間や明けがハイリスク

こまめな水分補給が肝心

 WBGTなどが高ければ、屋外での作業は極力避け、冷房の効いた屋内で過ごすようにしよう。

■脱水症を起こさない

 こまめな水分補給が肝心だ。1日8回が目安。持病で水分摂取に制限がかかっている人は、事前に主治医にどれくらいまで水分摂取が可能かを、確認しておく。そして見落としがちなのが、食事から入ってくる水分だ。

「毎日の水分バランスとして、体重60キロの人では、体に入る水分が2500ミリリットル、出る水分が2500ミリリットルといわれています。体に入る水分のうち、食べ物から入るのが1000ミリリットルです。食事からいかに水分を取るか。夏野菜や果物は水分量が多い。かつ、熱中症予防に役立つビタミン、ミネラルも豊富です」

 暑くて食欲がない……と食事を抜くと、それだけ体に入る水分が減る。1日3食の規則正しい食事を。どうしても無理なら、キウイ、スイカ、トマト、キュウリなどの果物や野菜を食べる。間食で補給するのもいい。

 ポストコロナで迎える夏。思いっきり楽しむためにも、熱中症対策を万全に。

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