そのジャスミンの匂いが自律神経に与える影響を調べた実験では、匂いを嗅ぐことによる被験者の副交感神経の活動の増大やストレスの減少、血管の伸展性増大が報告されています。
副交感神経はリラックスするときに優位に働くので、寝る前に副交感神経が優位だと入眠しやすくなることがわかっています。また、就寝3時間ほど前から意識して副交感神経の働きを高めることが快眠のために必要であることも報告されています。夕飯時にジャスミンティーを取るのもいいかもしれませんね。
さらには、ホルモンのバランスを整え、月経前症候群(PMS)、月経過多、更年期の諸症状、軽度のうつ症状、消化管機能不全の緩和にも効果があるとされています。
しっかりと睡眠が取れていることは、体内時計が整うために必要なファクターです。レモンバームやタイムなど、ほかの疲労回復効果の高いハーブや茶葉とのブレンドでリフレッシュの相乗効果が期待できます。暑さでたまった疲れやストレスを緩和したい方、心を落ち着かせたい方に特におすすめですよ!
時間栄養学と旬の食材