医者も知らない医学の新常識

少量の飲酒習慣は心臓病の予防効果あり 米国心臓病学会誌で報告

少量の飲酒習慣のある人は人生を楽しんでいる

 つまり、アルコール自体が心臓病を予防している、ということではなく、少量の飲酒習慣のある人は人生を楽しんで生きている人が多く、リラックスすることがうまいので、それが血管の緊張を抑え病気の予防につながっている可能性がある、という結果です。アルコールに限らず、人生を心に余裕を持って楽しむような姿勢が、実は一番の健康法なのかもしれません。

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石原藤樹

石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

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