役に立つオモシロ医学論文

コロナ禍では職場での感染予防策が恋愛活動を活発化させる

写真はイメージ

 その結果、感染対策が実施されていない職場環境の労働者と比較して、7つ以上の感染対策が実施されていた職場環境の労働者では、恋愛活動を行う人の割合が1.9倍、新しい恋人ができた人の割合が1.8倍、統計学的にも有意に高いことが示されました。

 論文著者らは「職場の感染対策は、新型コロナウイルスの感染拡大によるストレスや不安を軽減することで、恋愛活動や恋愛関係の構築を促進するのではないか」と考察しています。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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