科学が証明!ストレス解消法

知的作業に集中する前に「水」を飲むと、脳が活性化する

水を飲むことで脳の活性化につながる

 脳の燃料である酸素は、血液に乗って運ばれますから、少し息が上がる程度の、心拍数が120/分を超えるような中強度の負荷がかかる運動を定期的に取り入れるといいでしょう。全身に血液をめぐらせるような、たとえば少し速めのジョギングや縄跳び、階段の昇降などの運動を10~20分程度行うと◎。中でも、私がおすすめしたいのが縄跳びです。

 縄跳びは、脳に酸素を送り込むだけではなく、脂肪燃焼効果が高く、短期間で体脂肪を落とす効果があります。また、肺や血管に適度な負担をかけることで、酸素を取り込んだり運搬したりする能力の増強、さらには、全身に適度な負担がかかるため、毛細血管が発達して酸素を運搬する能力が向上し、持久力の強化も期待できます。ダイエット効果や持久力の向上にも役立つというわけです。ボクサーが、縄跳びをトレーニングに取り入れるのは、まさしく体重を落とし、持久力が育まれるからです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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