科学が証明!ストレス解消法

知的作業に集中する前に「水」を飲むと、脳が活性化する

水を飲むことで脳の活性化につながる

 縄跳びは縄さえあれば、どこでもできますから、まずは1分間に60回くらいを目安にして、3分間続けて跳んでみるといいでしょう。少し休憩して、3セット行えば、先述した10分の運動という条件を満たします。

 また、脳の活性化を促す意外なアクションとして、「水を飲む」が挙げられます。

 イースト・ロンドン大学とウェストミンスター大学の研究者らが行った実験(2013年)によると、知的作業に集中する前に約500ミリリットルの水を飲んでおくと、飲まずに作業を行った場合に比べて脳が活性化する結果が分かったといいます。

 何げないアクションだと思われるでしょうが、実は水を飲むことはとても効果的なのです。甘い飲み物やコーヒーなどを飲んでリフレッシュしたい方は多いと思いますが、水を飲むことを習慣付けておくと健康面はもちろん、脳の活性化の一助にもなる。

3 / 4 ページ

堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

関連記事