Dr.中川 がんサバイバーの知恵

朝潮に続きKANさんも…小腸がんをしっかり見つける検査の手順

 今回、小腸のがんが続きましたが、長引く腹痛だからといってすぐに小腸を調べるのは、その頻度からいってお勧めできません。まずは胃や大腸を調べて、それらの異常が否定された上で小腸を調べるのがステップとしては適正です。なぜなら、カプセル内視鏡は自費で12万円ほど、保険が適用されて3割負担で4万円ほど。決して安くはありません。

 KANさん、朝潮さんのご冥福をお祈りします。

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中川恵一

中川恵一

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

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