今年の正月の帰省では、Aさんはある計画を立てていました。
「両親には『動け、動け』と言いつつ、自分は体を動かすのが好きじゃなく、運動も何もしていなかった。カミさんに、『一緒に始めたらいいんじゃない』と言われ、それもそうだなと思ったんです」
自分自身、“運動”となるから、ハードルが高くてやる気がしない。自宅で、普段着のままでやれる方法を……とまずはスクワットを提案。しかし両親とAさんの3人ともまったく盛り上がらず、継続できる気がしなかった。次にラジオ体操をやってみたら、「スクワットよりマシかな」。
そこで、私がやっている「オンライン健脳カフェ」の「健脳体操ラクティブ」と「健脳運動シナプソロジー」の2つにチャレンジ。ラクティブはマシンなどは使用せず、自分の体重と持っている力を利用した体操、そしてシナプソロジーは「2つのことを同時に行う」「左右で違う動きをする」など認知機能や運動機能の向上を目指した運動プログラムです。
第一人者が教える 認知症のすべて