独白 愉快な“病人”たち

痛みで歩けず片足で自転車をこいで病院へ…俳優の河西健司さん痛風との闘い

河西健司さん(C)日刊ゲンダイ
観念して薬を飲み始めた

 発作は抗生物質と痛み止めを処方され、1週間ほどで治まりました。その後、尿酸値を下げる薬を飲み続ける治療もできるそうですが、一度服薬を始めるとずっと飲み続けなければならない薬だと聞き、それはちょっと不便なのでしばらくは様子を見ようということになりました。

 すると、2年おきぐらいに、左膝、次は右膝……と発作が出るようになったのです。

 ズキン、ズキンと激しい痛みで眠れない。そのたびに、抗生物質と痛み止めでやり過ごしていました。

 ところが、46歳のときにNHKの朝ドラ「ひまわり」の撮影で行った福島で、今度は左肘にきてしまいました。軽トラックを運転しなくてはいけないのに、上腕から手首のあたりまで腫れて痛くて動かないし、とても運転できません。でも、ロケを止めるわけにはいかない。痛み止めの注射を打って、何とか乗り切りました。

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