エコノミークラス症候群の手術は、日本ではまだ普及していません。私も急性肺塞栓症の患者さんを手術した経験はありますが、慢性肺塞栓症の手術は行ったことがありません。日本では患者数がそれほど多くないということでしょう。
しかし、実は隠れた患者さんがたくさんいるとみられています。少し息切れがある、普通の人よりも疲れやすいといった症状がある人は、その疑いがあるといえます。
いずれ、日本でも手術治療が一般的になるかもしれません。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」