飲み屋でよく出る仲間内の話題のひとつに「イカとタコ、どっちが好き?」があります。それをめぐって、自身の出身地や食べ方も絡めて、大いに盛り上がります。
一般に、タコは関西、イカは北日本といったイメージが定着しています。しかし家計消費(全国平均)では、イカが年間約2.2キロに対して、タコはわずか0.7キロほど。タコを多く消費しているのは、言うまでもなく関西の府県ですが、北海道が5位に食い込んでいます。北海道は、巨大なミズダコの水揚げでトップなのです。とはいえ、1位の香川でさえ、タコ(約1.1キロ)よりもイカの消費量(約1.5キロ)のほうが多いのですから、イカの完勝と言っていいでしょう。
イカやタコはコレステロールが多いから、あまり食べないほうがいいといわれていました。イカのコレステロールは、身100グラム当たり300~1000ミリグラム、タコは150ミリグラムほど。豚肉は50~100ミリグラムですから、確かにかなり多めです。
家計簿を見れば病気がわかる