そんなに大変な思いをしたのに、妻は「彼女に兄弟をつくってあげたい」と言い出し、後に双子の男の子が生まれました。そのときも入院の末の帝王切開です。女性は本当に凄いと思いました。
ずっと妊活は女性のものと思われてきましたが、実際は半分ぐらい男性にも問題があるようです。自分の場合は、子供の頃に手術をした鼠経ヘルニアが原因じゃないかとのことでした。共働きが普通になった今、妊活は夫婦2人の“意志”が不可欠です。まずは恥ずかしがらずに男性も検査を受けて欲しいと思います。そして、精子が精巣で作られていない場合もあるので一概には言えませんが、無精子症でも子供を授かれる可能性はあります。トライして欲しい。それが自分が伝えたいことです。
▽だいあもんど・ゆかい 1962年、東京都生まれ。86年、ロックバンド「REDWARRIORS」のボーカルとしてデビュー。解散後のソロ活動では音楽を中心に、映画、舞台、バラエティー番組などにも出演している。
独白 愉快な“病人”たち