その結果、全身に酸素や栄養を運ぶパイプの役割をする動脈が細くなる。さらには血流をスムーズに流れるよう手助けをする動脈の弾力性が失われ、最悪、脳梗塞や心筋梗塞などを起こすことになる。
「お酒を飲むときはひと所に座って飲むのもよくありません。お酌をしたり、店を替えるなどして胃腸に集まった血液を分散させることが血糖値の上昇を抑えることにつながります」
お酒を飲んだ後、締めにお茶漬けやラーメンなどを食べたくなるが、これは絶対やめるべきだ。
「必ず血糖値が急上昇します。どうしても腹を満たしたければ、茶碗半分のご飯をサバの水煮の缶詰と一緒に時間をかけて食べるのも手かもしれません。サバの油にはインスリンの作用を助ける働きがあるうえ、即効性があるので血糖値の上昇を抑えてくれる可能性があります」