愉快な“病人”たち

金子エミさん「手のモデル」としての“余命”は覚悟できた

金子エミさん(C)日刊ゲンダイ

「あと5年ぐらいで、指曲がっちゃうよ」

 そう医師にサラッと言われたときは、思わず泣いてしまいました。手のモデルとしては余命宣告を受けたようなもの。それが今年の10月でした。 去年の夏あたりからスマホを持つたびに左手の小指の第1関節に痛みを感じていました。でも、「スマホの持ち過ぎかな」と思い、あまり気にしていませんでした。その頃、長男は世界ダウン症水泳選手権大会を控えていたので、そっちに夢中だったんです。

 長男はダウン症です。ダウン症の世界水泳大会でのメダル獲得を目指していて、週5日は練習していたのですが、ダウン症の水泳は週5日はやってくれません。なので、私がコーチを探してクルマであちこち連れていきます。習志野、静岡、箱根……習えるコーチを求めてどこへでも出向くんです。

 一時期はガソリン代だけで月7万円もかかっていました。最近は燃費のいいクルマに買い替えましたけど(笑い)。

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