危険因子のひとつになっている「高齢」だけはどうしようもないと考えがちですが、そうとも言えません。もし75歳であれば、「まわりから75歳に見られない」ということが大事になってきます。医学的な見地からすると必ずしも正確とはいえないかもしれませんが、これまでの経験上、外見や行動がはたから見てとても75歳以上とは思えず、「60代にしか見えない」とか「行動が若い」と言われる人は、高齢が危険因子から外れているケースが多いのです。
今後も75歳以上が総人口に占める割合が増えていく日本では、そうした考え方を持っておくことがますます重要になってくるでしょう。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」