■高血圧にいい入り方は?
「高血圧の人は、血圧の急上昇、急低下が脳出血や脳梗塞・心筋梗塞の引き金になります。これらを防ぐために、湯の温度は40度以下を目安に設定し、暖めた脱衣所で服の脱ぎ着を。風呂場ではかけ湯をして体温を上げてから湯船に漬かるようにしてください」
■糖尿病で注意すべきは?
「インスリン注射や血糖降下剤を服用したら、しばらく時間を置いてから入浴してください。入浴で副交感神経が優位に働き、インスリンが分泌されやすくなるのに加え、血流が良くなって薬理作用が効き過ぎるようになり、低血糖を起こしやすくするのです。入浴で血糖が上昇する恐れはありませんが、むしろ血糖が下がり過ぎ、昏倒してしまうのが心配です」
■酔っぱらった日には入らないほうがいい?