「T細胞」と「B細胞」の機能は、こればかりではありません。活性化後に、さらに「メモリー細胞」としての機能も備えています。個々の特異的病原体に遭遇したことを記憶に残し、再び同じ病原体を発見すると、強力かつ素早い応答を開始します。
全てのリンパ球は、前駆細胞(幹細胞から発生して体を構成する最終分化細胞へと分化できる細胞)が起源になります。
骨髄などから未熟なまま産出したリンパ球は、やがてリンパ節(わきの下、脾臓、足の付け根など)に移動し、そこで増生、成熟しながら待機し、体に侵入してくる病原体に闘いを挑むのです。
血管・血液を知る