進化する糖尿病治療法

体重維持のポイントは常にチェックし太ったらすぐに対策を

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 体組成計の活用に加え、役立つかもしれないと思った方法が、ある50代女性が実践している「ウエストがジャストサイズよりややきつめのスカートを週1回ははく」。ほんの少し太っただけでもホックが留められなくなるほどのサイズのスカートを定期的にはくことで、自分を戒めているそうです。飲み会などで食べ過ぎてしまいそうなときにも、ジャストサイズよりややきつめのスカートをはくとか。男性でいえば、きつめに穴を開けたベルトを週1回は締める、ということでしょうか。

 テレワークの問題点は、体を締め付けない部屋着で一日中過ごしてしまい、体形の崩れ(つまりは体重増加)に気が付きにくい点かもしれませんね。

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坂本昌也

坂本昌也

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

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